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第14回公判3(山頂タイムライン整理)

過去に掲載したタイムラインに今回の証言等を加え改訂して掲載。各氏ヤマレコURLも添付。
イメージ 2
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このタイムラインによる現在の当方見解は以下になる。
”「10:40頃山頂到着し、直後の他に誰もいなかった約5分間に穴を掘った」という片山氏の今回証言は、ヤマレコ写真と整合しないのではないかと思われる”

特に10:38と10:41にB氏撮影の三角点写真があるので、10:40頃到着してその後の約5分間誰もいなかったと云うことは有り得ないと思う。少なくともB氏がいただろうし、B氏10:37写真で「先に5人程度いた」というコメントが有るので、その人達の中で10:40過ぎまでいた人もいるのではないか。

それでも、もし仮にB氏が10:41(時計表示では10:41:26)の写真を撮った後に、すぐ山頂の中でも見えない場所に移動して、他の人もいなくなっていて、片山氏が10:42ぐらいに到着したとする。到着後約5分の間に穴を掘る場所を探し三角点付近に掘ってkokohore2写真を撮ったということなので、10:47頃までに実行したことになる。
直後に片山氏証言では「人が来たので作業中止して挨拶した」とのこと。更に三角点に腰を掛けて穴を見えないようにしたようであるが、10:51写真で片山氏が三角点から離れていることと辻褄が合わない。しかも、10:51写真には片山氏以外に5人もの人が写っている。これも他に人がいない時に穴を掘ったという話と整合しにくいのではないか。

公判の被告人質問で正式に語られた証言であり、それを聞いている検察側は事前に取調べで同様の内容を聴取済みと考えられる。それでこれほど整合性がない話が出てくるのは驚きというしか無い。弁護側・検察側、特に検察側は片山氏証言とヤマレコ写真の整合性も検討していないのだろうか。(写真だけでなく検察側はC氏聴取を実施しているし、他の人からも聴取している可能性ありで、それによる裏付けも本来は確認する必要がある)
雲取山証言の件は別途更に検証したいと考えている。

以上
[追記]
埋めるタイミングについての片山氏証言は以下とのこと。
――USBメモリを埋めるタイミングはどうしたのか。
しばらく山頂で景色を見ながら人が減るのを待っていた。粉雪が降ってきて、人が減ってきて、3人くらいになった。それまで自分の足下に穴がくるようにして、三角点に腰掛けていた。穴がここに来るようにしていた(と、自分が座っている椅子を引いて、足の間を指さす)。誰もこっちを向いてない時に、埋めて、スコップを使わず、足だけで土をかぶせて埋めた。それから、「このへん写真」に相当する写真を撮影した。

→ポイントとして「粉雪が降ってきて、人が減って3人くらいになった」という時まで三角点に腰掛けて待っていたかどうかという点に着目する。
本文の検討では、10:47頃までに穴を掘って、その後は人が来たので三角点に腰掛けて人が減るのを待ったと仮定したので、三角点から離れている10:51写真と矛盾が出た。

もし、人が来た後に一旦三角点から離れていたとすれば、この矛盾は解消できる。USBメモリを穴に入れる瞬間だけを見られないように三角点に腰を掛けて隠したと考えれば、雪が降ってきて人が減り始めてから三角点に腰掛けたと想定することができるからである。
片山氏は<私がシャッター押しを頼まれて押してあげたりした。>ということも証言しているので、ずっと腰を掛けていたのではシャッター押せないから、離れていた時もあると考えた方が辻褄が合う。

しかし穴はUSBメモリを埋めるまでそのままにしたということなので、三角点を離れている10:51写真に穴が写っていないように見えると云うこととは依然辻褄が合わない。
また、雪が降って来てから腰を掛けたとすると、穴は隠されないまま10:47頃から10:08過ぎまでそのままだったことになる。これは片山氏が<これだけ小さい穴なので、自然にできていてもおかしくない。不思議には思われないだろうと思い、隠しませんでした。>と思ったとしても、無防備すぎるのではないか。三角点周辺は写真を撮る人も多い。
また、穴は小さいと云っても、以下写真(当方合成比較)のようにUSBメモリと較べてもずっと大きく、掘った土の盛り上がりや影もあるので、三角点に近づいたら充分視認可能だろう。やはり、現時点では雲取山証言に関して色々矛盾を感じざるを得ない。
イメージ 1

追記以上