Yahooの認証
江川氏の傍聴メモによると、片山氏は以下のように述べている。
＜ ――トーアを使わなかったのはなぜか。
しかし、当方で２５宛先送信を試験したみたら、そのような認証は出ずに問題なく送れた。
また、 rec*lde**des*さんの実験結果は以下のようだったとのこと。
＜TORブラウザ接続で25宛先を行いましたが、送信できました。
文字認証と送信数は関係ない模様。
TORブラウザはそのままで一旦ログオフし、再度ログインしても、25宛先送信は可能。＞
当方でも実験としてTorでYahooにログインしてみたところ、以下のエラー画面が出て接続できなかった。
以前はTorでもログイン出来たので、Yahooの方で何か仕様変更があったのかもしれない。
また、以前Torでログインした際は、YahooにアクセスするIPアドレスが普段使っているものと変わるためか、「ログインしたままにする」を選択しておいても、パスワード再入力を求められたように記憶している。
それで片山氏証言の「画像認証」はパスワード入力のことではないかとも考えていたが、そもそも当方のTor環境からはログイン出来ないようになったので、現在の仕様は詳細不明.。
更に、以下のようにYahooの公式ヘルプが有り、認証が必要になる場合が色々書いてある。
”Yahoo! JAPAN IDに関するヘルプ 「画像や音声による認証について」”
やはり「画像認証」とパスワードは区別されているようなので、片山氏が混同したとも考えにくい。
結果的に、当方ではYahooアカウントログインに関する片山氏証言は検証できない状態になっている。
ただ、Torを使えば発信元は辿れないことに変わりはない。もし片山氏がスマホでTor接続出来るようにしていれば、河川敷のような場所ではなく混雑する場所で尾行を巻いて、そのままTorで接続する実験を出来たのではないか。
更に、まだ判決まで時間があるのに、何故Tor使用する方法をじっくり検討してから実行しなかったのかも良く分からない。
母親を早く安心させたかったとは云え、Torを使わないとリスクが大きくなることは本人が一番良く知っていることではないだろうか。
どうも証言が出てくるたびに不明点も増えるようである(笑）
以上
[追記]
Seijiさんからは以下のコメントを頂いている。
＜演技で顔を紅潮させたのではなく、単に自分が書いた1文を思い出したから恥ずかしくなって顔が赤くなったのではないですか？・・・
もしも想像が当たっているのであれば片山は、未だに嘘をついていることになります。＞
性的な面は人間の行動に影響を与える大きな要素になることが有り、本事件関連では「前科時の仙台小学校生徒への犯行予告文は本当にネットにあったものを下敷きにしたのか？」という疑問を以前記事で書いた。
これはまだ明らかになっていないと思う。
一般的にも性的な面については「恥ずかしい」ということで言いたくないという感情が考えられ、これを嘘と受け取るかどうかという問題が出てくる。
今後出てくる証言も嘘かどうかの判定は難しいものがあると想定され、詳細な真相解明は難航する可能性がありそう。
なお、嘘かどうかを検証するには証言だけでなく、他の事実と照合が必要になるが、心理面では旧本名のTwitterも重要な資料と当方は考えている。（Twitterが本人のものとは最終確認されていないが、まず間違いないと思われ、当ブログでは本人のものという前提で考察している）
このTwitterの1回目のツィートは以下の様なものである。犯罪告発のようにも見えるが、真の趣旨はどうなのかよく分からない。初回からこのような内容で始まっていることは、意味深なところがあるかも知れない。
--------------------------
丑田 @____ToT___ · 2012年2月8日
@inosenaoki 失礼致します。実際に複数の男性によって性的暴行を加え裁判にもなったレイプビデオ制作会社。その後社名を変え問題の動画をネット配信し 利益を得て同じ暴行DVDを作り続けています
--------------------------
やはり心理鑑定は重要になってくると思われる。検察側は心理鑑定不要という意見のようだが、これだけの事件を起こした人物の心理を調査しておくことは必須と思う。
以上
