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雲取山証言(その7)垂直の図、山頂状況

(1)垂直に掘った場合の図
まず警察作成の図。1月1日の穴の側面は斜めになっている。
イメージ 1























これに対して警察官証言の真下(垂直)に掘った場合の図を当方で仮に作成してみた。(穴の幅その他寸法が分からない部分は仮定したものであり、縮尺含め正確ではないためイメージとして見ていただきたい)
イメージ 2

こちらの図では、穴の側面は垂直であり、捜索に影響する部分で「斜め」の箇所は台座下地面の元々の傾きぐらいしか出てこない。
よって、「斜めに掘った」と表現できる箇所はないと思う。

それで、もし弁護側(佐藤氏)が勘違いしたとして、どの資料をどのように見て「斜めに掘った」と思ったのか?(多分警察作成図と思われるが)
検察側は「斜め」とは全く言っていないのか?などの確認が必要だろう。
また、検察側は説明の際に警察図を使ったのか使わなかったのか?
使っていたらそれを見せただけで間違いの説明となる。

更に垂直図に示した台座から穴までの距離「L」を警察官証人は「数cm」と言ったようだが、ボルトの長さも加味してもっと正確な数値を出しておく必要があるだろう。
また5月16日は台座下の地表が約16cmまで削れていたそうだが、1月1日はそれが何cmだったかも必要。

そして、一番重要なことは、明らかな間違いの図を提出したことを警察・検察側が弁護側に謝罪し、図を撤回した上で正式図を提出して再度弁護側に充分説明する必要があるだろう。(正式図は出ているのかも知れないが、元の図は撤回されているのだろうか)
加えて、何故このような有り得ない間違いの図が作成・提出されたかの原因調査と改善策が必要。
ここまでやった上で弁護側がまだ「斜め」を主張するなら、それは弁護側の思惑次第で後は裁判官の判断。

(2)山頂状況の確認
当方の雲取山埋設状態に関する現時点の個人的見解は、「kokohore2は本物で1月1日は埋まっていた可能性が高いのではないか」ということ。(kokohore2を細かく見ても偽造とは見えなかった、但し写真鑑定の専門的知識があるわけではなくあくまでも個人的見解)
よって弁護側の主張とは違う。
ただし、12月1日に他の人がずっといる状況で埋められたのか?ということに対しては、これまでのタイムライン検討などから、非常に困難ではないかと考えている。

それで、弁護側としては1月1日に埋まっていたかどうかは別にしても、まず12月1日に埋められなかったことを証明しておくことが先決ではないかと思う
検察官証人は以下のように述べている。
ヤマレコのサイトで雲取山に関する投稿をした人12,3人ぐらいに連絡を取った。
この中に当方が山頂タイムラインで示した、Aさん、Bさん、Cさんも含まれて来て、少なくともCさんからは聴取済みで、ポイントはBさんから聴取出来ているか。

そして検察側にその方々の連絡先開示を要請して弁護側も聴取し、「埋めたりすれば直ぐ分かる状況だった」とか、「埋めるような素振りをした人はいなかった」というような証言を得て埋められなかったことを立証すればよいと思う。
更に屋内外の適当な場所に写真や証言などを元に山頂の簡易セットを作って、人も配置して見られずに埋められるか実験し、その様子を撮影して法廷で流せば良い
見られないでの埋設は困難となったら、それを崩すのは検察側の課題となり、崩せなかったらアリバイが成立したのと同じことになるだろう。
(なお、「情を知らない第三者」の件は明日取り上げようと思う…現状どうなっているか不明だが)

以上