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CSRFとReferer(リファラー)

横浜CSRF事件について佐藤氏は第5回公判後記者会見で次のように述べている。(ビデオニュース冒頭ぐらい)

< 次回4月15日の後はまだ予定は決まっていなくて、私達は横浜CSRF事件という最も早い事件の証人二人を尋問して欲しいと言ってるのだけども、検察官の方は雲取山に関する証人尋問を要望しているので、その問題について今日裁判所がちょっと言いましたが、4月15日は証人二人の尋問で午前と午後に予定されているが、午後3時過ぎには間違いなく時間が空くので、残りの証拠調べをして、その後のことは間に入った進行協議の期日で決めようということになっていて、その後のことは分かりません。ただ、全体としては横浜CSRF事件についての二人の証人、雲取山についての一人の証人、あと江ノ島に関する5人の証人というのが検察官の立証の全部なので、かなりの部分が進行しているということになります。>

横浜CSRF事件はトロイによる遠隔操作の影に隠れていたが、弁護側は重視しているようである。
当方もこの所神奈川県警の調査報告書の詳細検討などを行って、解明を図ってきた。
その中で「referer」の件がある。
技術用語解説では以下のようになっている。
< あるWebページのリンクをクリックして別のページに移動したときの、リンク元のページのこと。Webサーバのアクセスログに記録される項目の一つ。
これを辿っていくと閲覧者がどこのサイトから訪問したのか、また、サイト内でどのような軌跡を辿ったのかなどを調べることができる。検索エンジンからの訪問の場合には、URLのパラメータ部分を調べることによって、どんな言葉で検索した結果のページから来たのかを知ることができる。Web広告の世界では、どのサイト/ページに掲載した広告に効果があったのかを調べることができる重要な項目である。>

PCからWebアクセスしている方は余り気がつかないが、サーバー側でアクセス解析する際には重要な要素になっている。
当方では、横浜CSRF事件の際のURLとrefererの遷移例を以下のようにまとめてみた。
説明用に実際の画面やURLから変えている部分もあるが、目的は「正常アクセスとCSRFではrefererが異なってくる」ことを説明するためのものである(右下の欄に正常時とCSRF時のrefererの違いを示す)。
イメージ 1


これを元に横浜CSRF事件の追加考察を明日記す。

以上