アリバイ主張
当方が一番注目していたアリバイ主張がとうとう出て来た。
もう一回追加されたとはいえ、本来最後の公判前整理手続でようやく出て来たことになる。
この辺も佐藤氏の「押さえるところはきっちり押さえる」という姿勢が出ている気がする。
しかも、以下のように分かりやすい印刷で示していて力が入っていた。
今回のアリバイ主張の特徴と思われる点とそれに対する個人的印象などを参考に記述する。
(1)現時点ではアリバイ主張は一つしか示されなかった
→今後もっと出て来るのかもしれない。
ただ、デジタル証拠の数が多く、それらすべてに基本的に日時履歴が有ることを考えると、この時点で1つは少ないと云えるだろう。
(2)改ざんしにくいネット履歴ではなく、ファイル作成日時のアリバイであった
→検察から改ざんではないかという指摘が出て来るのは当然。
しかし、検察も改ざんを容易には証明できないだろうから、このアリバイの証拠価値はある程度認められるのではないかと思う。
(3)アリバイを示す写真が存在する
→居合の練習に行っていて該当時刻に仲間と写っている写真があるとのこと。
アリバイの説明は非常に容易で、前項で述べた証拠価値を更に高める。
(4)Congratulations.txtとは何か?
→いきなりこのようなファイル名が出て来た。
マイクロSDカードに入っていたと思われるキーファイル(iesys_src.7z)とは多分別のファイルなのだろう。
しかし、今までこのテキストファイルの話は出て来ていただろうか。
([QUEST_Ex3.txt]の中身は以下の文章であり、Congratulations.txtの記述はない…太字化は当方)
最終問題です。ゆたかくんをさがしてください。
何かご存じの方おられましたらコメントお願いします。
なお、USBメモリに入っていたかどうかも重要となる。
弁護側にはこのファイルの中身とUSBメモリにも入っていたかなどを公表して頂くことを望みたい。
(5)Congratulations.txtの作成日時
→「Congratulations」という名前だから、個人的に推測すると「SDメモリカード(或いはUSBメモリ)を入手されておめでとう!」という趣旨で、何かそれに関することが若干書いてあることが考えられる。
犯人のリアル進出の動機と計画を検討する上でも、重要な要素になりそうである。内容が早く知りたいところ。
以上
なお、明日以降も会見の内容について検討していく予定。