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江ノ島ベンチの影

昨日までで休載中に得られた情報3点をご紹介して、本日からは関連情報などを記していく予定。ただ、昨年からの積み残しの前科の事件や司法関係の考察の続きなども有り、順番をどうするか思案中。

本日は、江ノ島猫の首輪装着前写真についてである。
1月6日記事で(子供の?)指の写り込みを紹介したが、もう一つ撮影シチュエーションに影響してくると思われる部分がある。
イメージ 3

猫の右③~⑤と左⑥~⑧でベンチに映り込む影と思われるものの様子が違うのである。
端的にいうと、③~⑤は手前に人がいるから、このような影が出来ているのではないかと推測している。
そして⑥~⑧は影がない。このことは特に③と⑥を比較するとよく分かる。
段になった垂直部分で、③は明らかに黒くなっていて影と考えられる。
同じ垂直でも、⑥は明るくて影はない。③と⑥の差は明らかである。
手前に人が立っていると、該当時間帯の日照は写真右手前ぐらいから差しているので、人の影がベンチに映り込む。(日照方向詳細は後述)
その際に垂直部分である③と⑤では影が濃く写り込み、水平な④では薄くなって、③~⑤のようになると考えている。

なお、垂直部分の影は⑨の猫のしっぽでも出来ており、③の色からも影であると推測している。
人ではなく樹木の影も考えられるが、以下の昨年1月3日15時の日照方向だと樹木ではないように思う。ただ、樹木だとしても、とにかくベンチに映る影が③~⑤のようになるタイミングで被疑者が写真を撮っていたことを検察・警察は監視カメラ映像から証明する必要がある。例えば写真が撮られた時に子どもと親が猫の周囲に居たかも知れないが、そのような様子が監視カメラで確認できるか。
イメージ 1

弁護団の見方と異なって、佐藤氏の説明によると検察側は監視カメラの映像は鮮明であると主張して裁判官にもそう言ったとのことである。(実際の鮮明さの程度は不明)
それなら、背もたれ上という猫の位置と被疑者の撮影角度に加えて、指と影の映り込みまでが全て整合性取れるタイミングで被疑者が撮れたことを証明する必要がある。

更に検討課題はまだあって、首輪装着後写真にも木漏れ日による陰影の映り込みがある(写真左側)。
一見何でもないように見えるが、犯人は猫のほぼ正面から撮っていて、仮に猫の向かって左側に人がいたら、木漏れ日ではなく人による影の方が写ることになる。この写真を撮った時にはそのような位置に人が居ないことを監視カメラ映像で確認する必要がある。(右側のキャットフード?は追記で別途検討)
イメージ 4

検察が追加捜査をしない場合、もし警察の撮影画角実験では指や影の考慮がなく、今後検討不十分とされるようになってきたら、さて公判でどうなるだろうか。
ただ、これらがすべて被疑者側に有利に働くかというと、被疑者が犯人としたら幾らシチュエーションに条件が加わっても、誤差レベルの話を除けば全部整合性が取れることになり、これは有罪方向の証拠や心証になってくるという面もある。
以上

[追記]
キャットフード?に関しては、rec*lde**des*さんから1月6日記事で以下のコメントを頂いている。 
<ゆたかくん1写真には、茶色い猫のエサらしきものが写っていますが(猫の足の横)、22分後の首輪が装着されていた写真でエサが写っているかどうかも気になるところですね。このエサは16時頃の写真にはなくなって、葉っぱになっているんです。>

当方もこの件は気になって以前検討していて、、エサのようなものは14:43の写真にも以下のように部分的に写っているようである(見えやすくするために写真明るさ加工)。
イメージ 2

16時頃の写真では確かに無くなっているので、エサだとすると誰ががあげたものが残っていて、後から食べたのではないかというのが当方推測(もしそうだとすると何故時間経ってから食べたのかは謎)。
葉っぱの方は飛んで来るなどして後から座面に持たらされたという考え方は有りえそう(キャットフードは風で飛んでくることは有りえないが、葉っぱはありうる)。
後はやはり検察の証拠とされている写真が早く見たいところ。

なお、val*gar*yさんの以下のコメントも全く同感。
<それと首輪の入手方法について、証拠として話題にならないのはなぜなんですかね。
 1月2日から3日の午前にピンク首輪が2個購入された店舗の記録、なんてすぐ見つかりそうですが。
 (バーコードで売上管理とかしているハズ)
 そのときのレジの監視カメラの映像、ありそうですけどね。>

こういうしらみつぶしの捜査は警察の得意手法のはず。またダイソーもバーコド管理になってだいぶ経つ。
それで購入店舗が特定されてないと、弱いけれど無罪方向の心証になるか。

追記以上