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イタリア旅行

当ブログ12月20日記事「新派遣先でのアクセス」で以下の発言を紹介した。
”3月27日「日本の司法を正す会」にて佐藤氏発言”
 <被疑者は昨年12月中旬からタイに初めての海外旅行で確か5日間だったかな、一人で行った。
   今年の1月21日から29日はツァーの旅行でイタリアに行って、お母さんにも「楽しいんだ」と云って毎日のように写真を送っていた。> 

当方は、休職時期に海外旅行しているということで、当初からこの二つの海外旅行が何となく気になっていた。
それでもずっと事件の検討の中には登場してこなかった。
しかし、タイ旅行の方はSDカードのタイムスタンプが12月22日ということが明らかにされ、「12月中旬から下旬にかけてタイに5日間行った」という初めての海外旅行の帰国日が「12月22日より前か後か?」ということで検討対象に入ったことは今までご紹介した。

それでもイタリア旅行(1月21日から29日)は、ラストメッセージが届けられた延長戦メール送信から2週間以上経っており、特に事件には関係しないままかと思っていたら、「onigoroshijuzo2@yahoo.co.jp」 のアカウントアクセスの関連で遂に登場してきた。

その詳細は12月22日記事では長くなったので記さなかったが、本日説明用に「onigoroshijuzo2」アカウントアクセスと考えられる記事を再掲する。
”片山容疑者の逮捕後、何故か「真犯人」のメール確認途絶える、接続なし”
<このアドレスの管理画面には、片山容疑者の逮捕直前までは、何者かが接続元を隠した上で頻繁にアクセス。 受信メールがないか確認していた形跡があったといい、警視庁などの合同捜査本部は、同容疑者がこのアドレスを使っていた疑いが強いとみて、一連の事件との関連を調べている >

この記事と同趣旨の他社記事は検索で見つけられなかったので、時事通信の単独スクープのような報道なのかも知れない(時事通信から配信を受けている地方新聞などは掲載しているかもしれないが、それだと出処は同じになる)。
ただ、時事通信は本事件の報道はきちんとやっている方だと思う。
更に、「onigoroshijuzo2」アカウント自体は今も生きていることを当方も確認しているので、謹賀新年メールの直後にアカウント削除した「onigoroshijuzo」とは違って、ずっとアクセスは可能であった。(ただし、「2」の方はパスワードが分からないからログイン出来るのは基本的に犯人だけになるが、警察は当然サーバーのデータを得ている)

それでこの記事が事実と仮定すれば、1月5日以降2月10日の間に頻繁にアカウントアクセスがあったということになる。
ここでイタリア旅行が登場し、その間にアクセスが途絶えていたりすると、被疑者がアクセスしていたのかということも考えられてくる。
ただし、「毎日のように写真を送ってた」と述べられているので、PCを持って行ってインターネットアクセスを毎日のように行なっていたことが想定できる。
アカウントアクセスのためにはTorでアクセスが出来る環境が必要だが、それを現地で実現していればアクセス場所にイタリアが加わり、「東京都内又はその周辺、又はイタリア」となるかもしれない。
(ただ、ノートPCは所有していなかったと云う話もあったが、これは何らかの方法で入手した可能性もあり得るだろう。
 しかし、もし旅行時にiPadスマホだけしかなかったらTorアクセスは苦しくなるかも知れない・・・iPadのTorアクセスは当方未検討。スマホはdocomのAndroidで以前試した際は上手く行かなかったが、海外では不明)

しかし、それで終わりではない。
やはり海外旅行だとネットアクセスには色々支障が出てくる。
例えば往復の飛行時間中にアクセスがあれば、航空会社の機内ネットアクセスサービスの有無にもよるが、そのようなサービスが無かったとしたらアリバイ成立となる可能性が高い。(機内サービスがあっても、それに記録が残って照合しやすくなることも考えられる)

また、1月5日~2月10日は休職期間中だから、派遣先にいた頃よりはネットアクセスが出来ない状態の時間帯が増える可能性がある(自室にずっといたりしたら別だが服役後の被疑者は結構行動的とのことである)。
更に被疑者は1月11日頃からすでに特定されていたようだから、マークされて尾行も付いていたと思われる。(イタリア旅行中はどうなっていたのであろうか)
そうなると、アクセス履歴が尾行中の時間帯にあった、などという仰天の事態の可能性も出てくる。
公表されていない「onigoroshijuzo2」アカウントアクセス履歴は、アリバイ立証の成否、ひいては被疑者有罪無罪に関わる極めて重要なファクターになるかもしれない。

それにしても純個人的感想だが、何故か気になって最後まで残ったイタリア旅行も、ここまで来て考慮対象になるとは何とも凄い事件だと改めて驚嘆。

以上