悪の教典
悪の教典原作(投稿による紹介)と横浜小学校への予告文の該当部分を比較すると以下のようになる。
-------------------------------------------------------------------
[悪の教典原作]
名無シネマ@上映中[] 投稿日:2013/05/26 12:20:38
原作だとラストの猟銃の描写細かくされてて
蓮実は猟銃の弾丸
散弾(細かい弾が散るやつ)とスラッグ弾(弾が散らずにデカイ穴空けるやつ)使い分けてる
-------------------------------------------------------------------
[CSRFによる横浜小学校予告文]
猟銃と包丁で完全武装して学校へおじゃまします。
散弾とスラッグ弾合わせて100発あります。
男の子は散弾で胸を撃って大穴を開けてやります。
女の子はスラッグ弾で頭を撃って首なし死体にします
包丁も使って1匹1匹虫けらのようにブチ殺します。
-------------------------------------------------------------------
予告文は散弾とスラッグ弾が出てくるのは共通しているようだが、小説的なおどろおどろしさは余り感じないように思う。(前科の事件の仙台の小学校への予告文のほうがずっと凄惨な感じではないか)
更に悪の教典のクライマックスの学校での殺戮場面には包丁は出て来ない模様。
またラストメッセージは信憑性が低下してきているが、一応「春ごろに読んだ」となっているので6月22日はとても春にはあたらない。
昨年映画化もされ、その紹介では次のようになっている。
<本作は、累計発行部数が100万部を突破した貴志祐介による同名ミステリー小説を映画化した作品で、伊藤英明が演じる、有能で周囲から絶大な人気を誇る高校教師・蓮実聖司が実は反社会性人格障害(サイコパス)であり、生徒、同僚など学園すべてを巻き込んだ恐るべき血塗れの大惨殺事件を描いたバイオレンス・サスペンス。>
公開は2012年11月10日であるが、当然その前から撮影は行われており、5月段階でも以下のようなキャスト決定記事も出ている。
結局6月時点で悪の教典を購入しても特に不審ということはならないと思われる。
様々考え合わせると、検察側もどこまで証拠として重視しているのかわからないが、悪の教典の件は佐藤氏の言う「有罪証拠に使うには余りにも寒いんじゃありませんか」という見解に妥当性が有るように思う。
なお、佐藤氏は会見で「被疑者のamazonの購入リストを警察は全部持っている」と述べている。
(2)映画…ポチの告白
(3)BD…TIGER & BUNNY
漫画はネットカフェ(漫画喫茶)で読んでいる可能性がある。
また、予告犯以外はamazon購入が一般化する前に別ルートで購入して読んだ可能性もある。
映画(ポチの告白)も映画館で見たのかも知れないがDVDも出ている。
悪の教典以外に、これら関連作品も購入していたら有罪の傍証になってくるとは云えるだろうが、購入履歴全体がいつ明らかになるか。
以上