kensyou_jikenboのブログ

yahoo!ブログの同名ブログを移行しました

大晦日行動の時系列的検討

Yahooメールアカウントのアクセス履歴を見てみたのは大晦日の行動検討用だったが、10月以降派遣先での勤務時間中Torアクセスの可能性を示すYahoo側のログという注目すべき大きな事実が見つかった。
それについては更に書いていく予定だが、大晦日の検討の続きの方を本日は記す。

というのは記者会見で木谷氏が「今度は接見禁止解除させる」と自信を感じさせる発言をしていたからである。
これ自体は実現すると非常に喜ばしいことなのだが、大晦日のアリバイ検証について考えると、接見することで「親族証言」の要素が更に強まって母親証言の証拠価値が低下するのではないかという懸念が発生するだろう。

以前佐藤弁護士は「公証人の前で宣誓供述」という手続きを利用して母親に証言してもらった上で、「これ以上何も言いません」いうやり方で家族との接見禁止を解く方法についても言及していた。
      "第4回公判前整理手続後記者会見6 2013/8/29(木) "

「親族証言」であっても真実に迫れる証言は重視すべきで、接見禁止解除の前に母親証言を得ておくことは必須ではないかと当方も思う。
(弁護側の関係者の方、見ておられたら考慮してみてください)

さて大晦日の検討のほうであるが、まず自宅保有PCの状況についてまとめると以下になると思う。
 ・4台あるが2台はずっと前から壊れて立ち上がらない状態
 ・動く方の自作2台を使用していて、自分1台、母親1台、両方デスクトップPCである
 ・ノートPCは無いがiPadはある

続いて被疑者が犯人とした場合の大晦日の想定行動を時系列で表にまとめてみた。(これ以外に棋譜は29日作成)
イメージ 1

重要なことは各ファイルの更新や作成日時はファイルにタイムスタンプがあるが、各ファイルを作成する時間は見えないということである。
タイムスタンプの前には作成に要した時間があり、それはファイルの内容によって変わる。
例えば、⑫QUEST1.jpgは以下の図であるが、単にネットから持ってきただけでなくパスワードを示すために色々手を加えている。ハングルやメルニクス語のへの翻訳も行ったと考えられる。
(解法はGigazine記事: http://gigazine.net/news/20130101-iesys-quest/ などを参照)
イメージ 2

これを犯人が作成するのにかかった正確な時間は読めないが(又事前にある程度作成しておいた可能性もあるが)、他のファイル等も併せて見えてきていない必要時間があることは確かである。
また、メール送信の前のYahooアカウントログインも必要になる。
これも単にログインだけでなく、メール送信前に自殺予告メールから20人程度宛先が増えているということで、宛先追加をこの時に行っていれば入力時間も必要になる。(本文は作成しておいてコピペも出来るだろうがこの時に作成している可能性もある)
なお、警察はログイン時刻をYahooから入手済みなのは確実。

このように一見しただけでは見えてこない様々な作業が行われていたと考えられる。
これでは年越し蕎麦を食べる時間があったかどうかということにもなる。
そして、デスクトップPCだけだとすると普通は被疑者と母親の部屋に一台ずつと想定され、一緒にTVを見たであろう居間にはPCは無いことが考えられる。

紅白歌合戦を全部は見ていないにしても、例えば半分ぐらいの2時間程度でもPCに触れない居間で見ていたとすると、作業は結構タイトだった可能性もあるだろう。
母親と被疑者の証言を取って、「紅白を見た時間帯は?(断続的であれば各時間帯ごとに聞く)」、「歌手などの出演場面を覚えているか?」、「TVを見た場所は居間か?、そこにPCはあったか?」、「年越蕎麦を食べた時間帯は?」、「TV見てないときは自室に戻ってPC操作したか?」、「iPadはどこに置いていたか?」などで両者の証言を照合する。
こうすれば親族証言であっても相当信憑性は高まるであろう。

早急に正式聴き取りを行うべきと思うし、本来は検察側がやるべきことだがやろうとしないだろうから、弁護側が裁判所とも話し合って接見禁止解除前にきっちりやっておいたほうが良いのではないかと思う。

以上
[追記]
今回も記者会見の文字起こしをやりたいところだが、本記事のように個別項目で早めに書いておくことがあるので、そちらを優先する予定。
また、本日コメントを頂いているTorのIPアドレス一致の件は明日記すつもり。

追記以上だが、参考に紅白の時系列も以下添付。
[全体]
イメージ 4
[クライマックス部分]
イメージ 3

添付以上