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雲取山情報メモ

「19cm」は検察図で三角点土台下からの距離となっているという思わぬ事態があったので、本日記事を書いたが、他の雲取山関係情報もこの際整理してメモしておくことにする。

(1)雲取山で被疑者が目撃された時刻
①第4 回公判前整理手続後記者会見3
雲取山に埋めた時期を検察官は12月1日頃と言った。
検察官が証拠で出しているのは、被疑者が11月30日に雲取山の麓に駐車している時の写真があって、ナンバーから被疑者のものだということは分かっている。
翌日12月1日に登った人で、雲取山の山頂の写真を撮った人がいて、その中に被疑者と考えられる人物が写っている。
それで12月1日の午前10時半過ぎにいたことが確認されている。
私達はもう少し遅い時間だと思っていたのだけれども、元々12月1日に登ったことは認めていた。>

②遠隔操作ウィルス事件続報・「検察の敗北宣言だ」第三回公判前整理手続・・・
16分30秒頃~
佐藤「その日の午前10時ちょっと過ぎですけど山頂付近に容貌が似た人が目撃されている

→①と②の佐藤氏発言と後述の木谷氏発言を総合すると、検察が出してきている山頂滞在証拠は12月1日午前10時51分の半身写真しかないように思われる。
しかし、佐藤氏は「午前10時半過ぎ」と「午前10時ちょっと過ぎ」の2種類の言い方をしている。時刻は重要な情報であるが、これは佐藤氏が余りその辺を気にせず語っておられるということかもしれない。
つまり、はっきりしている証拠は「12月1日10時51分写真」のみなのかもしれない。
(写真とは別に「10時ちょっと過ぎ」の目撃情報がある可能性も考えられるが)

③第4回公判前整理手続後記者会見5
江川「雲取山に登った時の写真があるとのことだが、それで何か手に持ってるとかいうことはあったのでしょうか?」
佐藤「全くありません」
木谷「半身ぐらいが端っこに映っている。手の所は充分は見えないけども、持っているようには見えない」
→当方注:ヤマレコで写真を発見して当ブログに連絡いただいた方はこの木谷発言から推理したとのこと。慧眼である。

(2)埋まっていた位置
(以下の発言出所は上記③と同じ)
江川「雲取山から発見されたUSBメモリの埋まってた位置は深さ何cmぐらいか?」
佐藤「19cm」
→もしかして佐藤氏も(江川氏も?)検察の図は見ていても、当方と同様に地表からの深さと未だに思っておられるかもしれない。
それも当然で、例えば土台から14cm下のところに5cmの深さで埋めても19cmになるわけだから、図だけでなく「土台下からの距離です」という充分な説明が必要。
それを検察側がやってなかったら、19cmは弁護側を撹乱する数字になりかねない。
実際佐藤氏は「12月1日でも地面凍結の可能性があり本当に埋められたのか?」という観点で気温なども調べておられた。
しかし、19cmでなくもっと浅かったりしたらそのような議論は行わなかったかも知れず、穴の深さによって判断は変わりうる。正確な情報が持たらされないと弁護側は撹乱されることになる。
当ブログでは rec*lde**des*さんが早めに見つけていただいて非常に助かった。

(3)山頂での被疑者の行動
前記の(1)の③で佐藤氏は「私達はもう少し遅い時間だと思っていたのだけれども、元々12月1日に登ったことは認めていた」と述べている。
被疑者から行動は聞いているだろうから、何時ごろと思っておられたのだろうか。
それに関連して思うのは、江ノ島は被疑者が相当詳細に当日の行動を述べているが、雲取山はそういう情報が無い。
これは後日5月16日に発見されるまでは雲取山は埋めてないと考えられていたから、殆ど江ノ島に焦点が当たっていたためと推定される。
しかし、「複数説」まで出て来て注目度が高くなっているから、雲取山の詳細行動や滞在時間などももっと重視すべきである。
今後に期待したいが、現在まででは唯一と思われる被疑者が語った山頂での行動(コンパクトカメラで風景写真を撮った)の証言を資料として付ける。
”PC遠隔操作事件】被疑者が述べた全てを公開”
江川 紹子 2013年3月9日 
弁護人(佐藤)
ーー昨年末、雲取山に行ったことがあるか、あるとすれば写真を撮影したか、その手段は何か、その映像は今どこにあるか、犯人が送った写真と同じものがありうるかについて説明してください。
片山「まず雲取山に行ったのは、昨年末というよりも1 2月初句の頃です。登山をする前日に奥多摩湖の近くに行き、車中泊をし、当日早朝から登って 日帰りで下りてきました。雲取山の山頂まで登って、富士フィルムのコンパクトカメラで風景の写真を撮りました。そのカメラは、 1 2月半ばから下旬にかけてタイに旅行に行ってきたのですが、その時に旅行先で紛失してしまいました。そのとき撮った写真の中に、犯人が送りつけてきた写真と一致するものは絶対にないはずです。

以上