昨年8月9日午後の2ch書込（Ⅵ）・・・コメント関連2
昨日のwhitehatさんのコメントに、犯行声明の「●8/9 2chへの書き込みです。ここ↓の366と372で晒されている」という記述が引用されていた。
この「366と372」は、再々ご紹介している”犯罪予告をするアフォな人。 part3”という犯行予告関連のまとめスレの中にあるレス番号を指している。
当方は犯行声明メールの「●8/27 ・・・ ついでに2chに、ここ↓の377で晒されている書き込みもしました。 ・・・」の記述の方から追いかけて、まとめスレの375と377のレス番号（内容は8月29日書込分）に辿り着いた。
その後、他にも関連するものがないか他のレスも調べて、366と372のレス番も見つかっていたので、犯行声明メールの方の「366と372で晒されている」は余り気にしていなかった。
しかし、コメントを頂いて改めて考えてみると「366と372で晒されている」の方も重要な意味を持つことに気がついた。
それは犯人にとっても、警察・検察側及び弁護側にとっても重要なことである。
三者に分けて当方が考えるポイントを記す。
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まず、犯人に関しては、まとめスレから3箇所も引用していることになる。
まとめスレを普段から見て、自分や他人の犯行予告がどう扱われていたかチェックしていたことが推察される。
当然自分がやった犯行が晒されている366と372の間にあって、しかも366のすぐ下にある367も見ていることは間違いない。
つまり、犯人は8月9日午後の書込を知っていたのである！
また、366以外に当方でも紹介した6月のAKBや片山議員への犯行予告も探し当てることも犯人のスキルなら容易である。
もし犯人がi219-167-255-63.s30.a048.ap.plala.or.jpからの書込をやっていないとすると、どんな心理でi219-167-255-63.s30.a048.ap.plala.or.jpの犯行予告書込を見たのだろうか。
当ブログ9月1日記事「昨年8月9日午後の2ch書込（Ⅲ）」の考察で記したように、同日の午前と午後であるだけでなく、キーワードや言葉の使い方にも類似性が見られるのである。
別人だとしても、犯人自身はこのような類似性に敏感に気づいても不思議ではない。
もし別人なら犯人が犯行声明メール等で触れないのは不自然ではない。しかし、犯人の心理的には影響もあるだろう。
混同されないように文体をもっと変えたりすることを考えなかっただろうか。
例えば9月10日ドコモショップ予告書込でのリアルタイム反応である「あぁ？通報？」は、8月29日AKBの「通報だと？ 」の反応に似てる雰囲気があったりする。
しかも、本日のもう一つの記事で追加したように6月13日の書き込みもあり、犯人はこれも見ているはずで、文体は遠隔操作犯行前から変えることも出来たことになる。（逆に似せておいて混乱させる手もあるだろうが、似せる配慮をしているところまでは窺えない。或いは自己中心傾向は強いだろうから気にしない可能性もある）
これらをどう考えるべきか、当方もまだ整理が付いていない。
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次に警察・検察の方である。
特にまず警察の方は犯行声明メールがTBSなどからすぐに提供されているわけで、「366と372」及び「377」で晒されているレスの内容を見ているわけである。
特に366と372に挟まれ366の隣にある367のレス（8月9日午後書込分）を見ていないということは、有り得ないと言っていいだろう。
我々一般人はまとめスレを示すURLが削除されていたから、なかなか分からなかったが、警察は昨年段階で見ている。
しかも、単に見ているだけでなく、まとめスレの情報の多くは警察のIP開示要請によるもので、367のレスでは「警視庁東京湾岸警察署刑事組織犯罪対策課強行犯捜査係より 」となっている。
警視庁は単に367のレス内容を知ってるだけでなく、それについて捜査した情報も当然持っているのである。
捜査の結果は迷宮入りになっているかも知れないが、ともかく8月9日の午前と午後というごく近い時系列だから、少なくとも関連性を検討する必要はあるだろう。
検察にも逮捕後この情報は伝えられているはずだし、検察自身も犯行声明メールは精査して、367のレスが有ることを見逃すわけはない。
つまり、警察も検察も8月9日午後の書込はとっくに知っていた。
その状態で、警察・検察から午後の書込に関して何か弁護側に伝えられている情報は有るのだろうか。
「今回の事件には関係ない」ということで、証明予定事実記載書や開示証拠でも触れられていないのであろうか。
しかし、関係ないとするなら、その証明が警察・検察には求められるはずである。
情報を持っていて黙っているだけでも問題になるが、「今回の事件には関係ない」という確実な証明なしに握りつぶしていたら明らかに大問題である。
昨日記事で当方は以下のように記した。
「（ただし、警察が故意に発表していないのではないかというような推定は当方ではとっていない）」
しかし、このような重要情報を黙っているのなら、故意でないと言い張っても故意と同じであるので当方も訂正する必要が出てくる。
警察・検察は一部に問題はあっても、当方は基本的に信頼しているのであるが、今回は疑問を持たざるを得なくなってくる。
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そして、弁護側にとってもこの情報は重要であると思う。
もし、whitehatさんが掴んでいるという「被疑者は8月9日午後も南青山にいた」ということなら、弁護側は検察側が明らかにするより早く8月9日午後の書込みのことを公表すべきである。
午後の書込みは別犯人だとしても、逮捕できていなかったら同一犯の可能性も残る。犯人が分かっていないのに別犯人と警察・検察が主張するなら、その証明が必要になる。
弁護側は類型証拠開示等で、8月9日午後の犯行についての捜査結果なども開示請求できるだろう。
午後も南青山にいてアリバイが主張できるなら、8月9日午後の犯行予告が今回の事件の犯人と別であるかを検察に証明を求めれば良い。
（なお南青山にいたという情報の入手経路が気になるが、そこは詮索しない。実際にアリバイ主張する場合は、弁護側は勤務記録から容易に証明できる）
また、このような重要情報に関して隠していたということを明るみに出せば、警察・検察の捜査や主張の信頼性に疑いを持たせることが出来る。
これまでも裁判長自らが「異例・異常」と言ったぐらい今回の検察の対応には問題があり、更に疑問を抱かせることになる。
唯一の午前中遠隔操作と同日の午後における大量犯行予告という隠れていた（隠していた）重大事実を提示し、検察のやり方の問題点を突いて揺さぶると、その影響も裁判においては非常に重要になるだろう。
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本日考察は以上であるが、whitehatさんのコメントに「千葉稲毛のインターネットコーナーから書き込まれたか否かが重要である」とあって、
昨日当方は「100円20分のインターネットコーナーを利用するような客が超マイナーなフリーソフトをダウンロードしてその場で動かすことは考えられない（意味が無い）」という趣旨で遠隔操作の可能性を否定して、”i219-167-255-63.s30.a048.ap.plala.or.jp”のアドレスを持つPCから犯人自身が書き込んだという論理的な証明を行ってみた。
更に、このIPアドレスについて補足を追加。
これを見ると、「s30.a048.ap.plala.or.jp」から次のことが分かる。
[確認済み回線種別コード一覧]
s30・・・固定IPサービス利用者（M-broadも含む)
→M-boardはNTTグループのマンション向けインターネット接続サービス http://biz.plala.or.jp/solution/m_broad/
[a***.ap.plala.or.jp 用途区分]
a048・・・固定IP専用（001～047は47都道府県）
→ 048：マンション用（ひとつの物件にひとつのグローバルIPを割り当て、各戸にはプライベートIPを割り当てる）・・・当方注：書店が入っている建物が固定IPになっていて、インターネットコーナはプライベートアドレス使用ではないかと推測
固定IPであるから、該当インターネットコーナーのものかは別にしても、回線が接続されている場所は決まってくることになる。
そして、まちBBSの記述などから、このアドレスは稲毛やその周辺で使用されていることは間違いなく、南青山にいたら容易にアリバイ証明できる（8月9日午後書込は15:09から18:29で連続的に長時間）。
ちなみに南青山からは、表参道の地下鉄駅を利用しているとするとJR稲毛駅まで約1時間。
以上
