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犯行の動機(謎の解明Ⅲ)

謎の解明Ⅱで遠隔操作の各犯行ごとにステップアップさせていることを解明した。
云わば犯行毎にテーマを決めて行なっていた感が有る。

遠隔操作は三重の事件で終結したが、その後も犯人は新たな取組を行なっている。
それが犯行告白メールである。
告白自体もそうであるが、技術的にも又新たな手法を取り入れたものである。
当ブログ6月2日記事「一連の遠隔操作犯行終結後のメールアカウント取得?」に記したが、
告白メールのアカウントは遠隔操作で取ったものではないと思われる。
おそらくTorのみでの隠蔽でアカウントを取って、送信も行なったものと考えられる。
探究心の強さが感じられる犯人は、メールアカウントの取得と送信を、遠隔操作とTo経由の
直接操作の両方で試してみたのであろう。

更に犯人のチャレンジは、単にTor経由で直接メールするにとどまらず、メール内容を
クイズにするという手法にたどり着いている。
それが元旦と1月5日のメールである。
この中で、先月の雲取山でのUSBメモリ発見のニュースにより、1月5日のメールは
元旦メールで発見されなかったことを報道で知った犯人が新たに企画したものと考えられる。
雲取山で先に発見されていれば、江ノ島で発見させる必要性が見当たらない)

両方のメールのクイズが、易し過ぎでもなく難し過ぎでもない云わば絶妙の難度であったことは
犯人の知能の高さを推し測る意味で注目すべきであり、犯人もそのような難度を意識して
クイズ作成に工夫を凝らしたものであることが推測される。

また別の注目点として、犯人は「ネットで見た12月の写真だと、三角点の土台周りの土が
風化して減っているようです」とメールに書いている。
犯人の告白は作り話と思われる部分(例えば犯行の動機が過去に冤罪に巻き込まれたなど)
もあるが、事実である部分も多いので頭から信用しないというのも手がかりとしてもったいない。
犯人は告白メールの後の新たなチャレンジとしてクイズメール化を考え、11月以前に雲取山
埋めておいたという可能性も考慮すべきと思われる。
(被疑者が雲取山に行ったことも嫌疑の要因の中にはあるようだが、被疑者の登山は
 12月1日とのことであり、埋めたのが11月以前だと又乖離が出てくる)