心理形成
nak*bb*1さんから以下のコメントを頂いていて、当方も全く同感。
>どういう心理状態だったのか、まだ良くわからない部分もあり
今後心理的な面を更に追っていこうとすると、時系列が重要になると思う。
被告人自供後、マスコミ等で専門家が「何とか障害」などの名称を色々述べている。
しかし、被告人の場合は最初からそのような問題があったのではないと思われ、経過が重要と思える。
被告人の心理面での特徴の中から以下の3項目を挙げてみる。
(1)嘘を平気でつける
(2)他者に対する共感のなさ(騙した相手の気持が分からない)
(3)反社会性がある、(言葉による)他者攻撃性が見られる
このような性質がいつ頃からどのような過程で彼に宿ったか。
それを分析するには、家庭・学校・交友・ゲーム没頭など幅広い要素の時系列的詳細が必要になるが、我々部外者には容易に窺い知れない情報となる。
それで今以上の心理分析は、今後被告人が自ら語りだすか、精神鑑定の実施などを待つことにしたというのが当方の現状。
なお、中学に入ってからの変化が顕著だったようであり、この辺の詳細が今後明らかになってくるか。
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”これぞプロの裁判官、感動の被告人質問”(阿曽山大噴火氏傍聴録)
http://web.archive.org/web/20060614165948/http://www.nikkansports.com/ns/general/column/asozan030.html
弁護士「中学に入って被告人の様子が変わったようですね」
証人(母親)「学校でのことを話さなくなり、表情もなくなって何も言わなくなりました。後で分かったんですが、原因はイジメでした」
弁護士「中学時代のイジメは、どんなことされたんですか?」
被告人「暴力を受けていました。殴られたり蹴られたり、ノコギリで頭を切られたり」
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また、上記裁判に至った前科事件の内容との関連性が検討されるのは当然であるが、前科事件における心理面でも肝心なところで不明な点がある。
仙台の小学校生徒への犯行予告文はおどろおどろしいもので、そのようなものを書ける心理というのも分析対象になるだろうが、昨年3月に「自分で書いてない」と佐藤氏に語ったようである。
”弁護士「前科での小学校への犯行予告は自分で書いてない」と発言”(satoru氏ブログ)
しかし、satoru氏でも下敷きの元ネタは見つからなかったようで示されていない(当方も今まで元ネタの情報は得られていない)。
そして「平気で嘘をつける」という被告人の告白によって、これも虚偽説明の可能性が充分あり得ることになってきた。
真相解明はこの辺を一つ一つ明らかにしていく必要があると思われ、まだまだ時間がかかりそう。
以上