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雲取山データ検証

皆さんのご協力を得て雲取山の検討が相当進んだと思う。
本日は検討の基礎になるデータについて、皆さんも気になっておられるのではないかと思う数値を計算や実験で調べた結果を記す。

まず三角点土台の寸法。以下のように計算してみて、土台は1辺が約90cmと出た。
色々な写真を見比べて土台の形は正方形と思われるので、一辺約90cmの正方形と考えられる。
影が映る土台の厚さ(高さ)は約18cmとなった。
(水平度は検討にそう大きく影響しないと考えて検証しなかった、水平を測るのは基準設定が難しい)
イメージ 1

それを生かして12月1日10:51分の写真から金属シャフトの大体の長さも求めて約2.7cmとなった。
ついでに土台下の深さも計算してみた(地面との交点の設定が難しいのであくまでも概略の目安)。
イメージ 2

次に穴堀りがどれぐらいの時間で出来るか、近所の公園で実験してみた。
使った道具は百均の園芸用ハンドスコップ。簡単に掘るという場合は、大体このタイプを思い浮かべる人が多いだろうし、山に持っていくにも小型、そして江ノ島首輪も百均で売っているものという整合性もある。
元は林だった所を木を切って公園にしたので、小高い丘の上にあるが土壌は黒土タイプで小石などは殆ど無く、比較的掘りやすい条件だと思われる。
結果は「穴の斜面に沿って測って、深さ約16cmになるまで掘るのに約4分」であった。
イメージ 3

急ぎもせずのんびりもせず普通と思われる速度で掘ったつもりだが、途中で穴の形を軽く整えたり掘った土が崩れるのを防いだりするような必要もあり思ったより時間がかかった感じだった。
16cm程度で止めたのは結構疲れたから(笑)。
垂直19cmの深さまで掘ったら、山頂の土は小石が相当含まれている様子であることも考慮すると、倍の8分ぐらいかそれ以上かかりそうな気がする。
他の人がいる中で、本当にやれたのか更に疑問に思えてきた。

それと本日はいつも空いている公園なので他の人が一人しかいなかったが、穴を掘るのは相当勇気がいる行為であった(笑)。
明らかに変だと思われるのがこちらも分かる。それで実際には木の陰で見えないようにして掘ったが、見晴らしの良い山頂広場で堂々とやったとしたらすごい度胸だと思う。
それと出てくる土の量が多い。またUSBメモリは縮尺を大体合わせて横に合成してみたが、19cmまで達していなくてもUSBメモリに比べて穴は大きい。(土質などの影響を受けると思うが、感覚的には穴の直径は穴の深さかそれ以上は必要そうであった)

犯人写真2も19cmまで掘って埋める直前とはとても見えず、途中で撮っているように思える。
それにしても19cmは良く掘ったものだと感心するぐらいで、「浅すぎました」と犯人に思わせた警視庁の捜索は本当にうまく江ノ島に導いたものである。

更に、埋め戻しもやってみたが19cmまで達していないのに、埋め戻しで掘った土が広がった範囲は直径40cmを超えるぐらいであった。
19cm掘って埋め戻したら、直後はもっと広範囲に跡が見えることが考えられるが、三角点土台下の土はある程度濡れていたようだから、掘りだした土が周囲の土の色とどれぐらいの差があったかは分からない。
イメージ 4

なお、データではないが、今年6月の三角点写真があった。
警察が2度掘り返した後だから、昨年の状況とは変わってしまっているが、他から土を持ってきたわけではないので、もとからあった土を掘り返して上下ブレンドしたことになる。
この写真を見ると三角点土台下から小石群が末広がりの筋状に見えている部分がある。
これは水が流れて、その部分は表面の土が流されて小石が見えているということだろう。
このように水流があるので土台下の地面の状況は変化が大きいのだと思われる。
それで前から感じていた疑問であったが、このような場所に何かを埋めて隠そうというのは、例えば山の中に何かを埋めて隠す場合に、水が流れていない沢の河床の中かそのすぐ傍に埋めるよう様なもので、普通は一番避けそうな場所だということに改めて思い至った。
三角点土台の下は相当掘れているから、埋めた人物もすぐ気がついたはずである。
この犯人(或いは埋めた人物)は、一体何を考えて行動しているのか、ますます分からなくなった。
イメージ 5

以上