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橋下徹氏がTV番組で「緊急事態宣言の効果」について課題提起

本日のTV番組で、橋下徹氏が表題の件について、グラフも示して課題と検証の必要性を述べた。(「かれら」@carera964さんの紹介で視聴)

上田晋也のニュースな国民会議”6月6日土曜 午後2:00放送 TBS 

橋下氏発言の文字起こし

<このグラフを見てください。

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これから第二波に向けて日本がどうするかということを、よく考えなきゃいけないと思うんです。

新規感染者のグラフということで、青色の棒グラフは「検査をした日にどれぐらいの感染者の数がカウントされたか」ということを表しています。

これを見ると、緊急事態宣言を発令してからピークが落ちてきたというように見えて、「緊急事態宣言の効果が有ったと皆が思ってるのですが、実は感染症というものは、(PCR)検査をした日に感染したわけではなく、もっと前の日に感染してるんです。

そこを計算し直すと、赤い色の線のグラフ(推定感染日となってます)のように感染者が増えたり減ったりしているんです。

 

見てください「上田さん」、感染者のピークは緊急事態宣言の前に来て、緊急事態宣言をやる前に減少し始めてるんですよ。

では緊急事態宣言の効果はどうだったのか。この緊急事態宣言に基づいて日本国中は8割、人との接触を減らしました。

4月15日は、赤色の線がどんどん下がってきているのに、政府の専門家会議の西浦さんが「何も対策しなければ42万人死亡しますよ」と会見したのは、赤色の線がかなり落ちてきた所なんです。

僕は決して政府の専門家会議や西浦さんたちがやっていることを全否定する積りは有りません。というのは、当時はこういうデータが何もない中で彼らは一生懸命対策を講じてくれたわけですから、我々は先ずそれに従った。

 

しかし、今データをこうやって冷静に見ると、8割の自粛、あれは本当に必要だったのか。或いは7割なのか6割なのか。いやいや、そうじゃなくて「特定の業種だけでいいのではないか」、そこをしっかり考えないと、又第二波が来た時に、8割一斉に社会経済活動を止めたら、それには膨大なコストがかかります。

4月7日の緊急事態宣言はどうだったのか。政府は自分たちがやったことの間違いを認めたくないのか、この検証をやらないのですが、この効果の検証をやって、第二波が来た時に我々は、どれぐらいまでの社会経済活動の抑制で良いのか、ということをしっかり見ないと、また同じように何百兆円のお金がかかることになります。ここが有事の備えとして、一番重要なことと思っているんです。 

(竹中氏、田崎氏などのコメントが入った)

政府の中で検証するするのは、なかなか難しいんです。原発の事故の時も、なかなか大変だったのです。今政府の専門家会議の検証を、実は大阪府がやろうと、吉村知事が号令を掛けまして、決して政府の専門家会議のメンバーを全否定するするとかではなく、敬意を持ちつつ、政府がやった決定について、大阪大学の別の物理学の教授が別の考え方を持っていますから、そういう人たちを集めて、大阪から政府の検証をしようと考えています。政府の中で検証が出来なくても、全国各地に色々な政治家がいるわけですから、東京(政府)の決定に対して、地方から検証するということを、どの都道府県もやって行ったらいいと思うんです。>

→この橋下発言の分析や評価は明日以降予定。 

以上