ファクターXと緊急事態宣言の効果評価
アジア東部の死亡者数データ記事を紹介頂いたので考察を加えてツィート。
https://twitter.com/kensyou_jikenbo/status/1265080068386091008
ジョンズ ・ホプキンス大学のデータに、中国のデータも当方で追加。
これに対して欧米のデータ。
感染者数はPCR検査数によって増減するが、PCR検査の体制や実施数は、国ごとで大きく異なる。それに比べて死亡者数は、どの国も普段から統計が取られていると想定され、信頼度の高いデータが得られやすいと考えられる。
そのため国ごとの比較には死亡者数が重要になる。結果的に、上掲の東部アジアの死亡者数は、中国を含めても、例えば英国一国にも全く及ばない。
やはり山中伸弥教授が提起する何らかの「ファクターX」を想定せざるを得ないのではないか。但し、その正体は現在未解明であり、今後の第2波発生に備える対応のためにも、迅速な調査研究が必要と思われる。
しかし、このままだと添付のように、昨日の宣言解除で出ている「日本モデル」とか「国民の勝利」などの耳ざわりの良い言葉だけが躍っていく。それでは客観的な「ファクターX」の解明がないがしろにされかねない。
そうならないためにも、このところ「緊急事態宣言による自粛強化の効果評価」をやっていて、先ず宣言効果の実態を明確にすべきという思いに基づく。また当ブログは片隅であるが、識者らが「ファクターX」を解明していく過程において、Twitterでの発信を含めて少しでも役に立てばと思っている。
以上