「緊急事態宣言による自粛強化は効果なし」に疑問を持つ方々に説明実施
表題の件で、幾つか連ツィを行ったので転載。
1.「黒〇氏」疑問内容
https://twitter.com/kensyou_jikenbo/status/1264790957263745025
<4/7の緊急事態宣言の時点で感染のピークはすでに過ぎていたデータが広まっていますが、東洋経済のデータでは宣言後にピークが来ていて自粛の効果があったように見えます>
→該当の東洋経済のグラフから、①②を読み取り追記。
①4月14日ピーク、②4月11日から傾き鈍化。
早い方の①でも5月7日緊急事態宣言から1週間しか経過しておらず、感染から約2週間後になると言われているデータ反映より以前の変化となる。結果的に宣言の効果で起きた変化ではない。
また、線グラフは7日の移動平均で有り、その分効果は遅れて反映される。また集計も報告日ベースでの遅れがある可能性。これらの遅れを加味すると、①②はもっと前段階の変化になるが、それを加味しなくても、宣言の効果前に変化が発生している点は変わらない。
2.仲田医師
https://twitter.com/kensyou_jikenbo/status/1264696010074251265
仲田医師とは直接論議していないが、他の方から紹介が有ったので見てみた。
結果として、同医師も「報告日」での集計データを基に論考しておられた。
今回保健所からの報告日でずっと集計していたのは(しかもFAX報告だったらしい)、東京都などの自治体だけの問題では無く、専門家会議がまず最初にデータ収集の方法を確認して改善しておくべきだった。この辺から既に専門家会議は失敗していたとも言えそう。
3.yuichiro氏
前項の2番目でも記述したが、きっかけは以下ツィ。
https://twitter.com/kensyou_jikenbo/status/1264351551134380032
→yuichiro氏の見解
■「市民が外出を控えたことは市中感染の抑制に効果があった」
⇒藤井氏論考は、これを否定しておられると、yuichiro氏は解釈されて反論しておられた。
しかし藤井氏の主張は以下であり、「外出自粛自体に効果なし」と言っておらず、「宣言による自粛強化が不要だった」という趣旨。結果的にyuichiro氏は藤井氏の趣旨を取り違えて反論しておられたようだった。
■緊急事態宣言で自粛強化したことは、データで効果がみられず不要で無駄だった
以上